2007/06/21

「右脳的なもの」と「左脳的なもの」

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Webシステム開発におけるインタフェース制作は、Web上でのユーザの利便性を如何に高めるかという技術的作業であるが、別の見方をすると、如何にユーザの右脳に働きかけるかを、左脳をフル回転させて実現する作業とも言える…。
そんな想いを抱かせるコラムを読んだ。

メタデータによる“右脳の補完”で進む「ネットとリアルの融合」 - CNET Japan

Webの進化の過程を「右脳的なもの」と「左脳的なもの」で説明されている点が興味深い。
すなわち、人の左脳(記憶や計算など)を補完するために登場したコンピュータ上で進化した現在のWebは大いに「左脳的なもの」であるが、Webがコミュニケーションの手段になったことで、Webに「右脳的なもの」が必要とされるようになってきた、というわけ。

仕事でWebを使わされる方は世の中に数多とおられるはずだが、現在のWebインタフェースの表現能力を考えると、
実際のところ、
「使いにくい」「疲れる」「見るだけでもイヤ」
という人が相当数おられるのではないだろうか。
開発の当事者でさえそう思うくらいなのだから。(苦笑)

「右脳を刺激するシステム開発」を、目指していきたい。

2007/06/18

ネットコミュニティの正しくない作り方

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最近、Webサイトの多機能化を目指す方から、SNSや口コミなどのいわゆる「コミュニティサイト」のシステム構築を望む声を非常に多く聞くわけだが、
私はその際、「システムより運営に多くのコストがかかりますよ」ということを説明(あるいは説得)して、少なくともそれを理解する気さえないクライアントのお仕事はお断りするようにしている。(あるいは途中で抜けている。)

その説明/説得に幾つかの根拠を示してくれる記事をGIGAZINEさんが上げてくれた。
ひとまず、コミュニティサイトを運営している方やこれから運営したいと考えている方々に御一読願いたい。

ネットコミュニティが崩壊するとき : GIGAZINE

大企業での失敗例も多く記されているこの記事からもわかる通り、これは単なる費用の大小の問題ではない。コミュニティをどのようなポリシー・文化で発展させていくのかを明確にすることや、それをコミュニティの参加者と「共に創り上げる」姿勢を長期にわたり継続させていく覚悟がまず必要であるということだと思う。

ちなみに、コミュニティサイトの構築を我々のような小さなシステム開発会社に依頼される場合、過去の経験上、案件遂行の観点からさらに幾つかの問題が現れるのだが、それはまた別の機会に書こうと思う。
#他の場所で何回も書いてるけれど…。

2007/06/14

Googleのソフトウェア・エンジニアリング

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へ~たさんのへ~たのめもより。へ~たさんに感謝。

開発はデザイン、コーディング、テスト、改善、デモの運用まで上流から下流まで同じチーム(同じ人)が全部やる
この辺りが既存のエンジニアリングとの最大の違いかな。

デザインに関するメモ

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本日あるクライアントでの打合せで、デザインに関して興味深い議論ができたので、忘れないように自分用のメモ。順不同。

  • まずはひたすら型を真似る。
  • だからデザインは自我との格闘である。
  • 「風姿花伝」世阿弥
  • デザインの対象は、モノではなく行動。
  • デザイン=制作物+見た人のイマジネーション。
  • MacのWebサイトデザイン。
  • A4の紙1枚と黒マジック1本でいかに伝えるか。
  • 音階と同様、色にも段階がある。最強、最弱、その中間に1つあるいは幾つか。
  • 無駄を省く。あるいは、必要なものだけ置く。
  • 行間、空間の計算。
これくらいやったかな。

私はデザイナーではないけれど、今日の話はとても重要なことばかり。
「風姿花伝」はちょっと調べてみないとわからんな。
ちなみに、「黒マジック1本」だけは私からの話。残りは先人の皆さんからの話。

2007/06/13

Google Analyticsの導入 on Blogger

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これは簡単。
テンプレートにAnalyticsのコードを埋め込むだけで完了。

本日はここまで。

タイトルとURLの相関

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どうやら、タイトルからURLが自動的に生成されるようで、

  • 半角の英単語等が含まれていたらその部分だけがURLになり、
  • 日本語オンリーの場合は一律に「blog-post」という名称になる。
みたい。

本当は自由にURLも変更できればいいんだけどなぁ。
やっぱりこれは、英語圏からやって来たブログゆえのことなんだろうな。

トラックバックの導入 on Blogger

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エントリを1つ書いてみて、
「そう言えば、トラックバックって単語がどこにも見当たらんなぁ」
と思って調べてみたところ、Bloggerにはトラックバックの仕組みが付いていないらしい。
でもせっかくはじめてのブログなのでそれっぽい仕組みも使ってみたい。

すると、クリボウさんの「クリボウのBlogger入門」にドンピシャの方法が書いてあったので、参考にさせていただくことにした。

Haloscan」というツールを導入すればよい、とのこと。
ほとんど上述のページに書いてある通りだったが、Haloscanも進化していて、
以下の手続きにより、ソースを触ることなく導入に成功。

  1. Bloggerの現在のテンプレートをダウンロードしてファイルに保存して、
  2. そのファイルをHaloscanにアップロードする。
  3. するとダウンロードボタンが現れるので、
  4. それをクリックすると新しいテンプレートがファイルに保存される。
  5. その新しいテンプレートをBloggerにアップロードして、
  6. 設定を保存したら完了。

ところがもう一つ問題があって、これだけだとトラックバックを打ち出せないとのこと。
どうやらHaloscanにて手動で打ち出すらしい。
これについてはHit Okanoさんの「How to send a trackback ping from haloscan.」のページが参考になりそう。

お2人のおかげでトラックバック対応が完了。
このエントリ書き終わったら試してみよう。
…って、2人ともトラックバックURLがわかんないや。
(Hitさんのところにはバックリンクがあるから、それでいいのかな?)

2007/06/12

はじめてのブログ in Blogger

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いろいろ実験的なことも含めて、ブログを始めようと決心。

これまではmixiなどで「日記」を書いてきたが、ブログと呼ばれるものを使うのは初めて。
そこで、まずはブログ選びから。
まぁ…どこでも良かったんだけど、何となくGoogleの「恩恵」が受けられるかな、と思って、今回はBloggerに決定。
#実はvoxも作ってある。そっちは別の用途で使うつもり
。※エントリは準備中

テンプレートやレイアウトをいじりながらこのエントリを並行作成。
エントリ本文の作成にはリッチテキストインタフェースが用意してあるので、適宜試してみよう。
日本語フォントの選択肢がないんだけど、そういうもんなんかな。

エントリを保存。
ページのURL(ファイル名)は自由に設定できないみたいで、勝手にネーミングされる様子。このエントリの場合は「in-blogger.html」で、タイトルから自動的に取ってきているみたい。
タイトルがオール日本語だとどうなる?ちょっと不満。


ブログパーツは今のところ極力使わない方針だけど、
まずは試しにGoogleものを置いてみた。手軽だったので。
記念すべきvideos第1号は「車屋のキクチ」。必見。

とりあえずここまで。