2008/02/19

[読書]ストレスフリーの仕事術 - デビッド・アレン著

このエントリーを含むはてなブックマーク

事務所の引越のために乱雑なデスクトップを整理していたところ、書類の山の下の方から、まだ読んでいない本が見つかった。
これは、もっと早くに読むべき本だった。

ストレスフリーの仕事術
仕事と人生をコントロールする52の法則
デビッド・アレン著
田口元監訳

既に『Life Hack PRESS』は何回も目を通していて、GTDの実践面はだいたい把握しているので、本書はサラリと20分ほどで読了。
しかし本書にはGTDの実行に向けて意識すべき事柄が順序立てて記されているので、やはり何回も目を通すことになるのではないかと思う。

ここまで書いてふと思ったのだが、この本、
自分で買ったんだろうか、あるいは、
GTDの習得中に誰かに借りたんだろうか…。
もし後者に思い当たる人が居たら、申し出てください。

話を戻して。
本書は、最終的にGTDに辿り着くべく書かれた本であるとも思えるので、GTDの習得が目的であれば『Life~』の方を読めば十分かもしれない。
但し、そのGTDの本質が、本書の副題に掲げられているように思える。

「仕事と人生をコントロールする52の法則」
原著の副題も
「52 Productivity Principles for Work & Life」

そう、仕事 "と人生" である。
この手の手法が単に「Work Hack」ではなくて「Life Hack」と称される所以も、本書を読めばわかるかもしれない。

2008/02/12

新しい手帳で新しいスケジュール管理に取り組む

このエントリーを含むはてなブックマーク

昨年末頃から新しい手帳を探していたのだが、本日、満を持して、手帳をリニューアルした。

新しい手帳を探し始めたきっかけは、約10年使い続けているシステム手帳のバインダーがずいぶんボロくなってきたこと。
同時期にスケジュール管理手法についても探求しはじめていたため、バインダー(外側)だけではなく中身も同時に探すことにした。

スケジュール管理の方法をあれこれ検討した結果、自分に必要な手帳の機能は次の通りとなった。
【大きさ】
 B6くらい。いわゆるバイブルサイズ。
 持ち運びやすく、手になじむ大きさ。
【マンスリー】
 カレンダー型、見開き2ページで1ヶ月分。
 月曜始まり。
 土日のスペースも平日と同じサイズ。

【ウィークリー】
 バーティカル型(1日が縦長に収まる)、見開き2ページで1週間分。
 月曜始まり。
 マンスリー同様、平日と同じサイズの土日スペース。
 24時間対応。
【デイリー】
 不要。
【しおり】
 最低2つ必要。
【付箋を貼るためのシート】
 紙以外の素材だと付箋を貼りやすい。
【ペンホルダー】
 3色ボールペンを差せるもの。
【カードホルダー】
 カード型電卓などのために数枚分。
【その他】
 メモ用紙orメモページ。

最初は「ほぼ日手帳」などのノート型の綴じ手帳でも良いと思っていたのだが、これだけ希望項目が挙がってしまうと、中身がカスタマイズできるバインダー&リフィル型でないと無理。

というわけで、バインダーとリフィルを1ヶ月くらいあれこれ検討した結果、次のラインナップに落ち着いた。

【バインダー】

 Davinci Grande URBAN LEATER (レイメイ)
 ハンズに数回足を運んで、上記の機能を満たしつつ、デザインと手触りで決定。
 色のバリエーションは、オレンジを選択。(品番DB133D)
 なぜオレンジかって…人と同じような見た目が嫌だったから。

【リフィル】

 バインダーに付属していたリフィルはすべて廃棄して、Bindex(JMAM)で統一。
 マンスリー…品番No.053
 ウィークリー…品番No.017
 このウィークリー「No.017」がスケジュール管理の上で最も重要なリフィルで、私が探した中では「バーティカル型」「月曜日始まり」「平日と同じサイズの土日スペース」「24時間対応」をすべて満たす唯一のリフィル。

【その他】

 しおりは定規付きの細型インデックスリフィルを2枚。
 付箋を貼るためのシートとして、下敷と称される、しおりと同じ素材の定規付きリフィルを1枚。ツルッとしたプラスチック素材なので付箋が貼りやすい。

以上のラインナップを揃えて、本日より利用開始。
使い方としては、今のところ「GTD」と「勝間式」をベースにしたオリジナル手法を開発しながら進めていく予定。

2008/02/08

[読書]「残業ゼロ」の仕事力 - 吉越浩一郎著

このエントリーを含むはてなブックマーク

「現在の常識」と「正しい選択」との垣根を打破する後押しをしてくれます。

「残業ゼロ」の仕事力
吉越浩一郎著

トリンプの「残業ゼロ」と毎年増収増益を達成した元社長による書。
トリンプが「残業ゼロ」で知られていることを私は知りませんでしたが、
本書を読み終えてみると、それが本来あるべき姿だということがわかります。

人間の仕事のキャパシティは、「能力×時間×効率」で決まります。
このうち、能力や時間を二倍にするのは、誰にでもできることではないし、はっきりいって努力ではどうにもならない部分もあります。でも、効率だけは、本人にその覚悟があれば、いくらでも上げることが可能なのです。
効率を上げるべきということは頭ではわかっているけどなかなか実行できません。でも、やっぱりポイントは効率なのだということを再認識させられます。

個人の効率アップとともに組織の効率アップもテーマになっており、トリンプでの経験が豊富に記されています。特に「リーダーシップとフォロワーシップ」の話は、上司と部下の関係のあるべき姿が説明されていて興味深いです。

効率アップで悩んだ時に本書を読み返してみれば、また新たな発見ができそうです。

※書評についてはあちこちのブログ等で書かれていますので、それらを参照してください。

2008/02/05

[読書]3時間で「専門家になる私の方法」 - 佐々木俊尚著

このエントリーを含むはてなブックマーク

多くの著名ブロガーは、知ってか知らずか、同じようなことをやっているのかもしれません。

3時間で「専門家」になる私の方法
佐々木俊尚著

ある分野に関して専門家に近い認識を得ることができるという、著者自らの、インターネットを駆使した情報収集術を公開しています。

インターネットにおける情報収集に、
「クオリア」
の概念を持ち込み、さらにはそこに、
「セレンディピティ」
の考え方を加えていくことによって、自分の視点が存在していないような未知の分野における情報収集でも、画期的に行える方法がわかってきたのです。

クオリアとは「直感的な世界把握」、セレンディピティとは「期せずして現れる偶然の幸運」のこと。
よって著者の情報収集術とは、自分の知らない分野のクオリアをいかにしてすくい上げるかということと、その分野の巨大な情報の海からいかに的確にセレンディピティにたどり着くかということの2点に集約できそうです。
この2つの概念を読むだけでは理解しにくいですが、その実践例は本著に具体的に記されています。

今度、漠然とした何かを整理してまとめるような作業が必要になった時に、参考書代わりに読み直してみようと思います。

※書評についてはあちこちのブログ等で書かれていますので、それらを参照してください。