2007/09/19

プログラミングスタイルの参考になるエントリ

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プログラミングには集中力が必要である。しかしそのことをクライアントに理解してもらうことは必ずしも簡単な作業ではない。

先日あるクライアントとの打合せの中で、プログラミングがいかに集中力を要する大変な活動なのかということを説明するために、
「1つの機能を実現するのに『固まりで2時間』くらい必要なんですよ~。」
と言ってみた。
すると、予想以上にクライアントの反応が良く、
「それは…本当に大変ですね~。」
という素晴らしい意識共有ができた。

また一つクライアントへのトークの術が増えたなぁと反芻しているところに、今日たまたま2つのblogエントリを見つけたので、ここにしっかりと記録しておく。

まず1つ目。
LiveCodingに学ぶプログラミングの三原則 : 404 Blog Not Found

  1. コピペを恐れるな
  2. いつも手元にリファレンス
  3. 一つ書いては一つ動かせ
「少しずつ」「参考書を見ながら」「真似していいところは真似をして」というのは、プログラミング以外でも使える原則
突き詰めるとやはりこういうスタイルになるのか、と共感。

2つ目。
私のとっておきのプログラミングスタイル : Life is beautiful
  1. スタートダッシュでできるだけはやくめどをつける
  2. 仕事を「タスク」に細分化する
  3. 一日の始めに、「今日やるマイクロタスク」のリストを作る
  4. それぞれのマイクロタスクは「割り込み禁止状態」でこなす
  5. マイクロタスク単位に丁寧にテストした上でチェックインする
  6. うまく動かないマイクロタスクは、一度最後にチェックインしたところまで戻って書き直す
マイクロタスクの定義として、
大きさとしては、うまく行けば15分ぐらいで、なかなかうまく行かなくても二時間ぐらいで完成できると思えるぐらいが適切。
と書かれている部分にいたく共感。

両blogのブロガーは現役のエンジニアであるとともにそれぞれ多忙な活動をされておられる。自らの仕事のスタイルを形作るために大いに参考にしたい。

2007/09/11

nextの反対はprevかbackか?

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英語に長けている人なら何も悩むようなことではないのだろうが…。

先日、制作したあるWebサイトの所有者から、
「検索結果ページの一番下の『prev/next』の『prev』は、文法的には『back』ではないか?」
というクレームが。
単なる修正依頼であれば特に考えずに「back」に変えていたかもしれないが、「文法的に間違い」みたいに言われたものだから、プログラミングを始めてかれこれ15年の人間に対してそれは言い過ぎじゃないかと少々カチンと来つつも、他方では「文法的には本当はどうなんだろう?」と思いながら、調べてみた。
その結果、次のように理解した。

「prev(previous)=前へ」と「next=次へ」のペアは、これで正解。
そして、「back=戻る」の反対語は「go=進む」である。
別階層間の縦移動に「back」と「go」を使い、
同階層内の横移動に「prev」と「next」を使う、と覚えておく。

調べてみると、日本国内のサイトでは、「prev/next」と「back/next」の両方が見受けられるようだ。
別にどっちでも意味は通じるからいいんだろうけど、私はこれまで通り「prev/next」を使うつもりなので、明日はクライアントとちょっとした議論をしなければならないかもしれない。