2008/02/08

[読書]「残業ゼロ」の仕事力 - 吉越浩一郎著

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「現在の常識」と「正しい選択」との垣根を打破する後押しをしてくれます。

「残業ゼロ」の仕事力
吉越浩一郎著

トリンプの「残業ゼロ」と毎年増収増益を達成した元社長による書。
トリンプが「残業ゼロ」で知られていることを私は知りませんでしたが、
本書を読み終えてみると、それが本来あるべき姿だということがわかります。

人間の仕事のキャパシティは、「能力×時間×効率」で決まります。
このうち、能力や時間を二倍にするのは、誰にでもできることではないし、はっきりいって努力ではどうにもならない部分もあります。でも、効率だけは、本人にその覚悟があれば、いくらでも上げることが可能なのです。
効率を上げるべきということは頭ではわかっているけどなかなか実行できません。でも、やっぱりポイントは効率なのだということを再認識させられます。

個人の効率アップとともに組織の効率アップもテーマになっており、トリンプでの経験が豊富に記されています。特に「リーダーシップとフォロワーシップ」の話は、上司と部下の関係のあるべき姿が説明されていて興味深いです。

効率アップで悩んだ時に本書を読み返してみれば、また新たな発見ができそうです。

※書評についてはあちこちのブログ等で書かれていますので、それらを参照してください。